東京のスーパーでは見かけない野菜、全国に出回ってはいないけど
実は美味しいものがたくさんあります。その証拠に、山形県鶴岡市はユネスコ食文化創造都市に
日本で唯一登録されています。









そんな鶴岡市は世界でも注目を集め、
2019年度外国人が訪れたい都市で8位に選ばれました。


農家になって生産者さんと密にかかわることが多くなり、
生産者さんのものづくりへの愛を改めて感じました。
生産者さんはみんな「こういうものを作りたい」、
「これをもっと広めたい」という信念をもって作っています。
ですが、CMやTVに出れるわけでもなく、
それを消費者のみなさんに伝えるのがなかなか難しいのが現状です。
実際スーパーに並んでいる野菜を手に取っても、
消費者は産地ぐらいしか知ることができず、
その人がどういう人でどういう思いで育てた野菜なのか
は知ることが出来ません。
小池家では自家用に野菜を作っているのですが、
自分の父や母が作った野菜にはやはり特別感を持ちます。
それは、蒸し暑いハウスで種をまき、水をやり、手作業で収穫している
背景を知っているからです。
みなさんはコンビニで買ったお弁当と自分の母親が朝早くから作ってくれたお弁当と
どちらに愛を持ちますか?
多くの人が自分の母親が作ってくれたお弁当と答えると思いますが、それは、
作ってくれた人の顔がわかることが大きいですよね。
もちろんコンビニのお弁当も、たくさんの人に手軽に冷めても美味しいものを
提供できるよう何度も試行錯誤して開発された商品なのですが、
その背景や作ってくれた人の顔を知ることができないのは
とても残念なことです。


消費者の食への安心・安全の意識が高まり、どういう生産者さんか知りたい
という食への関心度が年々高まっています。
そんな消費者さんと生産者さんとをつなげることができたらなと思い、
アンテナショップ「んだの!」を開設しました。
ちなみに「んだの!」とは庄内の方言で「そうだね」という意味で、
庄内の人が一番使うであろう方言で、
庄内の物のみを扱うこのアンテナショップのネームとして採用しました。
自分が生産者さんとかかわりがあるからこそ、知りえる庄内の美味しいものを
生産者さんのこだわりなどの背景も掲載しながら販売していけたらと思っております。